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ITプロジェクトを打ち切るのは最後の手段としてのみ

それはプロジェクトマネジャーが考慮する最後の手段ですが、プロジェクトがコントロールできない状態に陥った場合は、最初に考慮されなければならないことです。メリー・シャックレット(Mary Shacklett)は何時の時点で問題となっているプロジェクトを打ち切るのかについて書いています。とは言え、関係者に打ち切りを告げる以前に、その問題のプロジェクトを生かすことのできる次善策や予防対策を考えることが必要です。

大きなプロジェクトが倒れてしまうことはよくあることです。いつのかの時点において、プロジェクトマネジャーは関係者に対して、「事態は悪くなっています。しかし、この破滅状態を救うためにできることはあります。」と勇気を持って告げなければならない時があります。思慮深いプロジェクトスポンサーであれば、状況を理解しプロジェクトマネジャーと共に事態を切り抜けようと試みるものです。

危機に陥っているプロジェクトを再起動させるための別のアプローチとしては、まずプロジェクトを前に進めることを一旦停止し、少し時間をかけてプロジェクトであるソフトウェアをバーチャル化してみることも挙げられます。バーチャル化することによって関係者に最終製品が現実的にどのようなものであるかを見てもらうことには多くの利点があります:

最終ビジネスユーザーが完成したソフトウェアの「承認テスト」を実施する時点になると、テストの後でITのところに戻って来て、「これは我々が期待していたものとは全く違うではないか!」と言うような場合は結構あるものです。そのような時点までには、相当の予想と期待が既にでき上がってしまっていますので、プロジェクトマネジャーの進退問題にもなりかねません。

現実には、ソフトウェア開発プロジェクトの実に45%が目標を達成することができていません。ソフトウェアが完成する以前に、プロジェクトのスポンサーにソフトウェアが完成した場合の姿を簡単に説明しておくだけでも、相当の時間と様々な資源を節約することが可能であることを考えてみると、このような統計は非常に破滅的なものであることがわかります。

原文(英語)を読むには: http://www.techrepublic.com/article/pull-the-plug-on-an-it-project-as-a-last-resort/

約 Eric Anderson

Eric Anderson is a staff writer for CAI's Accelerating IT Success. He is an intern at Computer Aid Inc., pursuing his master's degree in communications at Penn State University.

また、チェック

ITプロジェクトが失敗する3つの要因

ITプロジェクトに対するビジネス要件は、「永遠に続くものを作り上げる」から「変更できるように設計する」へと目的が変わり、その結果、状況が複雑化してしまい、プロジェクトが憂慮すべき頻度で失敗する事態が生じています。パール・チュー(Pearl Zhu)はブログの中で、プロジェクトの失敗は3つの根本原因に起因するとしています: スポンサーのエゴ ロスの忌避 確率の無視 スポンサーというものは往々にして、成功する可能性を犠牲にしてでもプロジェクトが失敗しないように舵取りをしようと試みるものです。その理由はただ単にリスクを避けるという単純なものであるかも知れませんし、或いは、スポンサーが個人的利益を得る目的でプロジェクトを操作しているためのものであるかも知れません。別のシナリオとしては、プロジェクトのスポンサーが全ての必要とされる変更に喜んで関与し、監督するけれども、それは最初のうちだけというような状況です。それは、時間が経過するにつれて、スポンサーのプロジェクトに対する興味がその意気込みと後押しと共に薄れてしまうというものです。 顧客のためにプロジェクトを成功させると言うことは、言うは易し行なうは難しです。成功するための適切な物差しなくしては、プロジェクトチームは暗闇の中で火を灯すようにもなります: 必要とする要件、プロジェクトマネジャー、悪しき規範等々全てを列挙することはできますが、結局のところ、次のような3つの要因が絡み合ってプロジェクトは失敗に終わります:専門知識の欠如、停滞した又は時代遅れのIT能力、そして会社全体にわたるコミュニケーション体制が機能していないことが挙げられます。 ITプロジェクトの30%が完全に失敗すると推定されています。またプロジェクトの70%までが顧客の期待に応えることができないとも言われています。プロジェクトのリスクを適切に分析することは、失敗を防止するための第一のステップであることは勿論のことです。結局のところ、信じられないことが実際に発生してしまうことは避け得ないものであると言えるでしょう。 原文(英語)を読むには: http://futureofcio.blogspot.com/2015/01/three-aspects-of-it-project-failures.html

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